2018年10月1日月曜日

変化へのモメンタム

スクール生からは続々と近況報告が入りますが、
レッスンそのものではあまり長く付き合いをすることはありません。
(時間ではなく期間のことです)
意を決してご連絡くださっているので、目的・目標が明確なんですよね。
ご本人に勢い(エネルギー)があるので、
テンポよく進めることに合意し、面接日を迎えます。
そのようなわけで、結果も良好といったところです。

過去、大学キャリアコンサルタントとして多くの学生をサポートしてきましたが、
カウンセリングやコーチングにおいて、効果が上がりにくい方がいらっしゃいました。

一般的に、その傾向には次のようなものが挙げられます。

・ 答えを与えてもらえると期待している 
・ 自身に対する質問に答えようとしない(直接的に拒否する・間接的に話をそらす) 
・ 環境や状況の説明に終始し、自らについては語ろうとしない
・ ゴールを決めようとしない (長期サポートを希望する)
・ 約束したことを実行に移さない (どこか他人事)
・ (うまくいかないとき)いろいろな理由をあげて時間をとろうとしない

能力が低いわけではなく、レディネス』レベルが低い状態にあり、
「あの会社に入社できるだろうか」 
「自分は、面接官にどう思われているのだろうか」 
「自分は正しく評価されているのだろうか」 
「社会人になる自信がない」
自分の中にある不安と向き合わず自分を無条件に受け止める人を探しているため
一筋縄いかないことが多かったです。
頭ではわかってはいるけれど、心のどこかで変化を嫌ってしまう矛盾ですよね。

『レディネス』は、常に低い人、高い人がいるということではなく
ひとりの人物の中でも、高い状態と低い状態を、揺れ動くのです。 
実は、このような反応は、誰にでも起こる可能性のあるものです。
このようにマニュアルのようにはスムーズに進まないことがほとんどなため、
個別に、少人数のみ受け入れレッスンを行っています。
(状況によりお断りすることもあります)

まずは『レディネス』レベルを高めていくのがレッスンで、
そのプロセス自体がコーチングの一部になっています。

次回は自分の行動を加速化させる『レディネス』について書きますね。

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