2018年1月4日木曜日

MLA・MIF論争

あるFLTでのこと。

その日はB747-400のUpper  DeckのCabin Assign。
お客さまだけでなく、Cockpitの飲み物や食事を運ぶ役目。

さまざまな打ち合わせがあるのでIFS(客室責任者)も出入りするのですが、
なにか様子がおかしい。。
戻ってきたIFSにGalleyで「どんな紅茶を持っていたんだ」と叱られる😖
England国籍のCockpitで論争になっていると。
ミルクティーをどうやって入れたかが問題だったようで・・・


先にミルクを入れてから後に紅茶を入れる派
(MIA=Milk In First)

先にミルクを入れてから後に紅茶を入れる派
(MIA=Milk In After)




この論争、Englandでは130年に渡り続いているそう。


実際にEnglandでは水が硬質で日本の熱処理された牛乳と違って
瓶入りのおいしいミルクが毎日配達されているから
こだわりがあって当然なのかもしれません。🌆

ホームステイ先のLandladyは自分と同じMIAだったから気にも留めていなかった😮

その日はDouble Captainと言ってFirst Officer(副操縦士)ではなく
文字通り2名の機長で乗務✈✈
それはBriefingでも情報共有されていたことで、
PA(アナウンス)でどちらの名前を先に言うのかさえ、
Seniorityを気にしないといけない。
気持ちよくお仕事していただく自分のMissionのだったはず。。

Captainに「至りませんでした」と謝ったら
「暇つぶしの会話だから気にしないで~」だって。
そもそもIFSがCockpitに気を使い過ぎなんだよ😤


ちなみに権威ある王立科学協会がMIFのほうがたんぱく質の熱変性少なく、
さらっとしたおいしさになるということを立証・発表しているのをニュースで見ました。

ミルクを入れる順序だけでこんなに主張がわかれるなんて、紅茶って奥深い☕

この話、British Airwaysの最終面接でウケたネタです❕
(優秀な2名しか採用されず、残念でしたけどね)

欧州系の面接ではスモールトークの積み重ねで人物像を確認していく形式ですので
型にはまった対策にならないようにご注意を


0 件のコメント:

コメントを投稿