2018年1月14日日曜日

ワイルド・エアポート その①

各国の空港に赴くのが仕事なのですが、
本当にさまざまな出来事に驚かされました~😁

空港閉鎖と言えばデンパサール・ングラ・ライ空港。
付近の火山の噴火のニュースが記憶に新しいですよね。
そのほかにも下記のようなことが考えられます。

📌最低気象条件を満たしていない(横風制限・視程不良など)
📌滑走路上に異物がある(飛行機からの落下物など)
📌滑走路または誘導路上でのインシデント(事故)発生
📌地震発生による点検作業
📌政治的混乱などによる暴動発生



これらではなく、出発準備が整ったのに飛行機が動かない。。

「現在空港の混雑により、管制より離陸時刻の制限を受けています。出発時刻は…」



国内主要空港から羽田空港への出発時の離陸前によく耳にしますが、
これは「フローコントロール」という空の渋滞を緩和するための方法。
離陸時刻を調整し、羽田上空での空中待機が発生するのを防ぐことが目的です。

隣りの駐機場からは別の飛行機が出発している状況からして、これでもなさそう。
どうしたのかなーと思っているとPA(アナウンス)が入る。


Ladies and Gentlemen, We are now waiting for the ・・・ ・・・・on the apron.
We apologize for the deley in our departure.」

その時の日本語PA担当の期が一つ上の先輩(同じ年)が慌てた表情で

先輩「(私)ちゃん、いまのなんて言ってか、聞こえた?」


「❝Tortoise❞って聞こえましたよ」

先輩って言ったよね。間違いないよね」

「はい!Tuetleじゃないから❝リクガメ❞ですよ」
   Tortoisesとは言ってなかったから、一匹です!」

PA「皆さまにご案内いたします。
  ただいま入りました情報によりますと
  駐機場にリクガメ侵入し、
  その撤去作業に時間を要しております。
  出発が遅れておりますことをお詫び申し上げます」

画像はお借りしています

機内がざわつく(笑)

このような時はあえてCabinに出て状況説明を心掛けるのですが、
Actual infomatonもない。。
そこで持ってる知識を総動員するしかないのです💨

お客さまからの「リクガメってどれぐらい大きいのですか?」というご質問に、
「ここからは見えませんが、ウミガメより長寿で1mを超えるものもいますよね」
世界最長寿のリクガメ『ジョナサン、推定183歳』を思い出しながら会話を展開。

なんだか途中で笑えてきて、笑顔でいると「よくあることなんですか?」と。

「お客さま、これはきっと、一生に一度あるか・ないか、ではないでしょうか」


そんなことを延々と繰り返しているともう、いったいなんの会話だよ、

早く出発してーと思いながら。
(経由便で疲れがたまってて。。未熟者でごめんなさい)

お客さまにとっても記憶に残るご旅行になったはず😝


世界各地にはこんなワイルド・アニマルパークみたいな
ウソみたいなこと』があるんです🌴



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