2017年11月24日金曜日

機内で愛を叫ぶ

久しぶりに元同僚と話していて、
会話の中に懐かしい名前が出てきました👦👩

「え?〇〇さん?あー、あの」なんて、
その人を象徴するエピソードがあると
思い出しやすかったりして(笑)

日系エアラインではCA同士が互いに苗字で呼び合います。
チーフの場合は役職名ということもありますが、名札はもちろん苗字です。


外資系エアラインを利用される際に
ネームバッジに注目してみてください😏


キャセイパシフィック航空など外国人乗務員が圧倒的に多い
マルチナショナルな環境であればネームバッジにある名前で呼び合うのですが、
お国柄があっておもしろい。

香港人の場合はイギリスの統治下だったことに由来します。
広東語の名前は覚えにくく、発音が難しいことから英語名は英語を話すときに
中国語名は中国語を話すときと言う風に使い分けがなされています。
(身分証明書やパスポートにも記載する、正式な名前)
👉Moneyさんがいた。。
金運を呼び込みたかったのかな💰
👉Captainさんがいた。。
機長を目指していたのかな👮



台湾人の場合も中華圏では苗字そのものが少ないという事情もある
「陳さんや李さんだらけで誰が呼ばれているのかわからない」ので
毎回フルネームで呼ばなければならず、判別の意味もあるようです。
(パスポートにサブネームとしてEnglish Nameの欄がある)
👉Kaoriさんがいた。。
日本統治下以来の親日家系なんだって🗾



韓国人の場合は意味や音韻が美しくても、同性同名が多く発音が難しいので
あえて英語名をつけているそうです。
👉Stephanieさんがいた。。
Seongja(ソンジャ)さんはSophieがよかったんだけど、
オンニ(先輩)が先に通名にしていたらしい🙍


イングリッシュネームと
その人のイメージが一致しないときって
覚えずらい💧


タイ人の場合は、長いだけでなく難しく複雑な名前を持つ人が多いので
生まれたての赤ちゃんにニックネームをつける習慣があります。
目上や上下関係関係なく、職場でもニックネームで呼び合いますが
日本人の感覚では不思議なこともあります

例えば、

・OやCなど一文字だけ
Som-0だけどザボン(フルーツ)が好きじゃない
Beerだけどビールが飲めない
・Golfだけどゴルフをしたこともない
Kob=カエル、Jea=ひよこ、Gai=鳥、Fah水色、Ploy=宝石
・Nat=約束
Ice=氷、Appleリンゴ


規則性がない・・・なんでもありみたい(笑)





ある日のサービスでのこと。

いつもなら❝あうんの呼吸❞でミールカート上に足りない飲み物などを
持って来てもらったり、補充してもらえる。
その日はアイコンタクトだけの連携ではうまくいかず
タイ人Crewを呼び止めることがしばしばありました😜

「Je t’aimeさん、すみません」
「Je t’aimeさん、〇〇をお願いします」

ちょっと機嫌を損ねたような感じだったので、名前を連呼しての依頼していたら
その度にお客さまが私たち二人の顔を覗き込む(笑)

しまいにはお客さまも呼んでみたかったのか

「Je t’aimeさ~ん🙋」
「Je t’aimeさぁ~ん💕」
「すみません、Je t’aimeさーん💓」

なんだかモテモテ。
機嫌も治ってほほえましい光景😊


みんなで愛を叫びましょう😘
(平和だな~)







疑問に思われた方もいらっしゃるでしょう❔
このニックネームは単語ではないですよねぇ~

Je t’aimeは「愛している」という意味の言葉で英語の「I love you」と同じです。
フランス語でJe(ジュ)は「私は」という意味で、te(トゥ)は「あなた」、
aime(エイム)は「好き」という意味です。
だからteaimeがくっついてt’aime(テーム)となり、

Je t’aime(ジュテーム)という言葉になっていますものね。


やっぱり不思議です💭



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