2017年11月18日土曜日

今できる準備について ④体力づくり

客室乗務員の採用試験では健康診断(エアラインによっては体力測定)があります。
実際にCAとしての資質はあっても健康面で不安視されると不合格となる場合も・・・

なぜそこまでシビアなのでしょう。


それはサービスで重たいものを上げ下げ、
押し引きする体力がなければ仕事にならないから・・・😰

サービス中に通路で見かけるこのカート。

CAはにこやかにしていますが、よくよく観察してみてください👀

腕っぷしには結構な力こぶが出現していたりするんです💪


ショートとロングがあるのですが、
国内線では飲料中心で重さが約45Kg💨
(エアラインにより若干異なります)







                            
国際線ではアルコール飲料を含めたリカーカートや食事専用のミールカートがあります。

リカーカートにはアルコールの瓶やグラス、陶器製の湯のみ茶碗やカップ・ソーサーが多く入っており、
ミールカートの上にワインやステンレス製のコーヒー・紅茶のポット、急須を載せるのでより重くなるわけです。
(パネルカートと言ってスイッチひとつでメインコースだけを温める機能がついているもの一番重い)

なんと、80~100Kg近くにもなるんです😵





飛行中は水平飛行といっても本当の意味では水平ではありません。
機首を国内線では2.5~3度くらい、国際線では1.5度くらい持ち上げた格好で
燃費を向上させています。
(座席のテーブルあらかじめ3度くらい角度をつけているんですよ)

その傾きのなか狭い通路でカートを操作していますが、
後方にGalley(機内のキッチン)があって前方からサービスをスタートさせる時には
2名体制でないとびくともしないことも。
「お願い、動き出しだけでも押して~」となり、Galley担当が新人であたふたしてたり、
こもりっきりだと「うーん、気が利かないな~」なんてね💬


そもそも機内は富士山の5~6合目あたりと同じ環境で、空気が薄い😵

狭い通路でミールトレーを配るにもスクワット状態(笑)
ポジションにもよりますがエコノミークラス(EY)では50人ほど担当するので、
回収を含めてスクワットは100回以上になるんです😥

頭上の手荷物収納のコンパートメントも閉める際にかなりの力が必要となり
まるで重量挙げの選手(笑)

地上でも大変なことばかり。。

それだけでなく、時として自分より大きなお客さまを
担いで運んだりする保安業務があることを忘れてはいけません。


体力勝負の仕事。
腹筋背筋を鍛えておくこと。

スポーツをしている人は基礎体力があるでしょうけれど、
そうでない方は努力が必要ですね。

普段からエレベーターやエスカレーターを使わずに階段を昇り降りするなど
体力を養っておいてくださいね☝

スイミングも将来役立ちますからおすすめですよ🏊
フィンランド航空のように試験で水泳(50mノンストップ)を課す会社もあります。
なぜなら訓練で洋上着水を想定し、深いプールで立ち泳ぎの練習があるから。
やっぱりタフでないと務まりらないですね。


現役CAは腰を痛めてしまったら致命傷になりかねませんから、
OffやStay先でヨガやピラティスで予防にいそしんでいるのです💃



元UA(シンガポールベース)の友人はバンコクで地元の人に混じって
ヨガクラスに通ってた(笑)



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