A.気圧の変化にどの程度耐えられるか、また鼓膜の回復具合を検査するものです。
カナル式イヤホンのような器具を耳に装着すると圧力がかかります。
高層ビルのエレベーターで耳がツーンとするイメージです。
「耳抜きをしないでください」との指示があるのでしばらくの我慢です。
インピーダンスの他には以下のようなものがあります。
平衡機能検査
(目を閉じたままその場で足踏み・直線の上を歩いて、移動幅をチェック)
耳鼻科書字検査
(目を閉じたまま左右順番に顔を傾けて「あいうえお」と書いて、傾き具合をチェック)
機内は特殊な環境です。
10,000mまで上昇して、再び下降してくるにもかかわらず
❝人間にとって快適❞になるよう機内を調整しています。
上空でポテトチップスの袋は膨らみ、逆に上空で飲んだペットボトルは
地上ではベコッと凹むことからもわかりますよね。
特に離着陸の多い国内線や国際線の短距離路線往復スケジュール下では
気圧の変動が激しくなるので航空性中耳炎=aero-otitis mediaが起こりやすく、
Crewの職業病とも言えます。
医師の判断で1・2週間の乗務禁止になると会社や同僚に迷惑をかけるだけでなく、
深刻な場合は高度の感音難聴などになってしまう危険もあるので入社前に
念入りに検査されるとお考え下さい。
発症しやすい条件としては
● 風邪を引いている
● 長距離の移動(1,000km以上)
● プロペラ機など(密閉具合による)
● そもそも耳抜きが出来ない
● 過去に同様の経験がある
などが挙げられます。
耳の中で出血や鼓膜が破れたり、内耳に影響して耳の閉塞感や耳鳴りが続いたり、
めまいや吐気など、酷い症状が出る人は耳管機能に障害があることが多いそうです。
どのエアラインも検査結果によっては
優秀な方であっても不合格とせざるを得ないのです。
例えば鼻の通りが悪く、口呼吸をする癖がある人は要チェック!
なぜなら「鼻中隔湾曲症」の可能性も。
ただしそのように診断されても、簡単な手術を受けることもできるそうですから
気になる方は専門医に診ていただくことをおすすめします。
他にも質問がありましたら、お答えできる範囲で回答しますね♪
Skywards
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