2017年12月2日土曜日

密室の恐怖!

忘れもしない、あの日のLHR FLT💂

Show Up(出社)すると、なんだか同僚たちの表情が堅い。
Briefing Roomであいさつを交わしても皆、気もそぞろな感じ。
毎回メンバーが異なる外資系にあって、いちいち気にしてもしょうがない。
この路線はHevy Road(満席)だからこんな雰囲気なのかなーと思いつつ13時間FLTへ✈

最初のServiceが終了するとLeading(EYのまとめ役)からすぐ声がかかり
「あなたの順番だから、いますぐCockpitに行って」と。

次の準備があるのになぁと思いつつ「あ、はい」と返事をして
Upper Deckへ向かったけど、どのCrewも目を合わせてくれない。。

❔❔❔

Cockpitに入室してもピーンと緊張感が走ってる⚡
First Officer(副操縦士)の顔もこわばってる((👤))

❓❓❓


Captainはインドの方で、淡々とBrithish Englishで口頭試問をし始める👳
まずはSafety関連から。
規定全般についての知識確認は100項目以上あり次々に繰り出されるけれど、
いつもBriefingで鍛えられているから難なく答えられた。
でもそれがご不満だったのか質問はShip(機体)についてまでに及ぶことに。。

「How many tires are there in this aircraft?」

間違えちゃダメだよね、えーっと💭
これはB747だから前脚に2本、主脚に16本・・・

「Eighteen,Sir」


画像はお借りしています
Captainの繰り出す質問に必死に食らいつく😏
出来が悪くてYou, step downとか命令されたら大変だから、
それはもう、命懸け💀







Oh, my God😱
気が付くと2回目Serviceが始まる時間💨
FOも何にも助け船を出してくれないし、もらえるはずだったRestももらえずじまいだよ、トホホ。。

ずいぶん長い間、担当ポジションを空けてしまったので申し訳ない気持ちを伝えたら
「No problem!」「No worries!」「No sweat!」とCrew Memberが一様に優しい。。
さらには誰もが「Are you OK? 」と心配してくれるので、なぜか聞いてみた。

すると
「He's the toughest captain in our company, don't you know?」


❕❗

し、知らなかった😲



ようやく、どんよりした空のロンドン到着☁☁☁
Shipを降りてホテルに向かう移動のバスの車中でも
The Checker(機長のあだ名💀)の隣しか空いていないし。。

なになに、はめられてるの?


どうやら気に入ってくれたようで、彼は満面の笑みでいろいろ話しかけてくれる。。

べ、別にいいけど!
(眠くてフラッフラだよ~~👻)





それは復路便でも続き、IFS(客室責任者)をはじめCrew全員が
❝Cabinの仕事はいいから、Cockpitにいてくれ❞の雰囲気。
まさかのAssign(フローティング・ポジション)、Cockpit careしろということね。
でも、日本人のお客さまがいるかもしれないしと言ってもその時は呼びに行くからって(笑)
でもでも、操縦の邪魔だよねと振ってもFOなんか喜びあふれた声でWelcomeって(笑)

Nothing personal. WE AER WITH YOU! ←なんかうれしくない



拘束状態で12時間中、8時間ほどをJump seatで過ごすことに😅
えーい、懐に飛び込んでしまえぇぇ~~

せっかくだから、Cockpitの計器や航空無線についてあれこれ質問して
ここぞとばかりに知識を蓄えたのでした👏

ふふ、聞かれる前に質問する
実はヒコーキマニアなんだよ😁
Cabin Crew is my secret identity )


De-briefingもなく、三々五々解散だったんだけど話題は一つ。
あなたみたいな日本人を始めて見た、信じられない。ありがとう!だって。

 Proud of you~♪ ←全然うれしくない

The punishment room had been occupied! ←イラッ💢


みんな、いつになく、解放された顔してるわ😨

これが密室の恐怖なのかぁ・・・

The Checkerは気難しいところはあるけどそんなに嫌な人でもなかった。
こっぴどくやられた経験があるCrewからすると、笑顔なんか見たことないらしい。
どうやら誤解を含めて人種間の問題があるようで、
他の人にとってはワースト・キャプテンだったみたい。

生け贄にされた立場からすると
怖がるから余計に突っ込まれるんだよ
と思ったけど敵に回すと後が怖いから言えなかったわ😝


※当時の使用機はボーイング747-400型機。
  機体重量が主翼だけでも約43t、乗客・燃料・貨物を満載にすると約397tにもなります。
  それを支えるタイヤは主脚に16本、前脚に2本、計18本を備えていて、1本あたりの重量は120kg、
  タイヤだけでも2t以上あるんです。
( The checker対策メモより📝)




唯一、体力は使わなかったLong-haul Flight だったこの出来事が、
あとで自分を助けることになるとは。。

その話はまたの機会に👋👋



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