2017年10月31日火曜日

お祈りメール

ANA既卒についてお問い合わせがありましたので
お祈りメールについて書いてみたいと思います。


2017年のJAL既卒は9月10日に終了しました。
お祈りメールは10月に入ってからとなり最終面接に進んだ志望者にとっては
連絡開始の20日から約2週間、辛い日々となりました。

既卒採用の受験者は概ね社会人ですので現職を退職するにあたり最低2週間、
常識として1ケ月くらい前に申し出て引継ぎをすること一般的です。

そのようなことからも入社予定日から推測し、気持ちを整理。
「ご縁がなかった」と片付けていくしかなかったのです。

推測するに10月といえば新卒の内定式(直前の辞退もないわけでない)があったり、
ボーナスを受け取り退職する者の数が概ね把握できる時期。
JALとしてはそれらを踏まえたのかもしれません。



B to Cのエアラインとしてはどの受験者もお客さまになるわけですから、
よい印象で終わってもらいたいという姿勢が表れています。
今回のANAの場合もその一環としてSNSへの投稿禁止としているのでしょう。
JALとは異なり発表日が設定され、連絡を受けやすい時間帯のヒアリングも
していただいたように聞いています。

メールが送信されていないのなら
可能性はあります。

連絡をお待ちの方にこれしかお伝えできることはありません。


お気持ちは察しますが、現役・経験者の誰もが同じような時を過ごしました。
忍耐力や精神力は訓練だけでなく、受験生時代にも養われたと誰もが思うところです。



現在進行中のKLMなど外資系では「電話面接は20日まで」と期間が明示されており、
電話では「1次面接に進んでいただく方には27日までにメールで連絡」と伝えられました。
お祈りメールのようなものがこの先に届くのかというと、ない可能性が高いでしょう。

いわゆるサイレントお祈りです。

それでも募集要項に採用試験日の設定が明示されている分、
日程調整ができ受験しやすい環境(KLMの配慮に感謝する人多数)にあったと言えます。
事前にスケジュールを空けただけに、
「ああ、この日は面接に行っているはずだったのにぁ~」
「帰国チケットを用意までしたのに悔しいな。次こそは」
なんて思うこともある。

人間ですから同僚・同期が選考に進んでいると心がざわつくことも。
応援したい気持ちより自分の残念な状況に悲しい気持ちが
大きくなってしまうんですよね。


外資系受験をしていると1ヶ月以上経ってから不採用通知の封書が届くこともあります。
採用活動の終了を待って発送されているのでしょう。
逆に「訓練の出発直前に連絡が!」などということもあるのです。
諸事情で辞退者が生じた場合は補欠者リストから声がかかるため、
会社を辞めることができる人を確保するまで電話し続けるということもあるそうです。
本国の指示を受ける日本支社には苦労もあるんだというエピソードで、
日系でもさまざまな理由があってしかるべし、ですよね。


多くの採用試験を経験した者としては

企業の事情が大きい採用にあって、
受験者は自分がコントロールできることに力を注ぐしかない

と言いたいのです。


書類に通過しなかった方、1次・2次から進めなかった方は
すでに気持ちを切り替えて行動していらっしゃいます。

通知メールが届く前には

「ああ言えばよかった」
「こうしたらよかった」

と誰もが考えます。



きっとその中に課題やヒントがあるはず。

しんどいことではありますが、記憶が新しいうちにしっかりと振り返ること。
それを書き留めておかれるとよいでしょう。


今回、合格の連絡をくださった方はそのようにして一年後に自己実現されましたよ。





以下ご参考まで。

【Q&A】落ちた理由がわかりません・・・




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