2017年10月6日金曜日

塩対応・神対応

この時期には各社の接客を担当するGSのスキルを対象とするコンテスト開催が
ニュースで取り上げられていますね。

何年か前の出来事が頭をよぎりました。
友人が「大変だった😡」と、ことの顛末を聞かせてくれたのですが、



あるスポーツの日本代表・海外遠征に向かうため地方空港に向かっていたところ
高速道路が事故による大渋滞。
なんとか締め切り時間の間際にカウンターに辿り着いたものの
スーケースは預けることができず、某社GSと共に保安検査場へ。

ここでトラブル発生。


警備員「(このスポーツの)道具の一部が金属だから、残置するように」
当事者「金属探知機を通過しているのになぜか」

2分程、このやりとりが繰り広げられているのに担当のGSは無表情で見ているだけ。
「搭乗口で貨物室に預けるので問題ないのでは」と助け舟を求めてもなしのつぶて。


実はこのエアライン
そのスポーツのスポンサー企業


「どのようにすればよいのか」と判断を仰いでも全く解決に動かないので、
半ば捨て台詞を吐きながら別のエアラインのカウンターへ。

20分後に同じ目的地に向かう便があったので、すぐに自腹で航空券の購入と発券。
荷物についても全く問題なく、僅か2分で完結
無事に出発・乗り継ぎ空港に到着、チームに合流。


海外に向かう飛行句の中では泣きっ面に蜂地獄に仏の話に終始。
当然、協会幹部も耳にするところになったとか。。

それもあってか、後になって航空券の裏書きを認めたスポンサー企業。


『デフレの時代に高級品が売れる理由はこういうことかな。
こういう時代だからこそ、心地よい時間とクオリティーに
対価を払えるよう、がんばって仕事をしようと誓った』

時すでに遅し。
〇〇には二度と乗らないとの誓いを立てて今日に至ると。

接客スキルや業務手順に磨きをかけ、人的サービスをもっと向上させていくという
目的を持っているのはよくわかりますが、
やはり事は現場で起きているんです

お客さまが困っていらっしゃるのに、どうしてよいのかわからず固まっているのか
表情が全くないことが現場の疲弊ではないのかと気になりました。
経験値が先輩・同僚と共有でき、お客さまに次善の策を提供できるようになるためには
過度な人員削減や賃金抑制から現場を開放することが一番のように感じます。

厳しい現状のなか現役GSの方々は、会社にはお金を払って勉強させてもらっている、
お客さまに育てていただいているという気持ちで仕事をされているとことでしょう。

不平不満を並べても何も変わらない。ならば当事者の言葉を心にとどめて
自分の価値を高めていくことに力を尽くしていくしかないですね💪




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