※Public Adress =公衆伝達、機内アナウンスのこと
今回は困ったお客さまについて笑えない話。
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国土交通省の定めによる告示により2014年9月1日から機内でのスマートフォンを含む
一部の電子機器類が使用が可能になりました。
利用するための条件もあり、離着陸時を含み、機内では電波を発しない状態、
いわゆる機内モード(インターネット・通話ができない、
起動時に通信が必要なアプリを使用することもできない)にしておく必要があります。
規則を破った場合には罰則があり、航空法施行規則第164条15により、
50万円以下の罰金が科せられることがあります⚠
現在では機体外に電波が飛ばないWi-Fi装着機に関しては問題がないのですが、
計器に支障をきたす恐れがある場合は機長や客室乗務員の指示に従っていただきます。
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あるとき日本人が大好きな南の島からの帰国便でのこと✈
若い男性がB747-400の後部座席に陣取っていました。その数およそ20人👥👤👥
皆さま滞在先での活動にお疲れの様子⛱🏄
8時間ほどの飛行時間の大半は睡眠に充てられていたため、
こちらにとってはありがたい状態💤
他のお客さまから「若者が騒いでウルサイ💣」などというクレームも想像され、
同僚とは気をつけようととご搭乗中に目を合わせたぐらいなのに、まったくの拍子抜け💬
見た目の印象よりはるかに良きお客さまで、誰もが快適な空の旅を満喫されていました。
ただ、これは着陸するまでのことだったのです。。
飛行機が着陸すべく車輪が滑走路に「キュッ、キキキ」と接した時点から
「もしもし」📱
❓ ❓ ❓
「あー、俺・オレ」📱
「連絡してくれてたよねー、ごめんねー」📱
「さみしかったっしょ」📱
「土産あるからさ、許して~」📱
❗ ❗ ❗
この人達、ホストだわ💏
ホスト君たち一斉にが着信のあった顧客に連絡をしている訳です。。
PAを入れるにも最後部の客室だけの問題。EY(エコノミークラス)のみの
PAもできるけれど、一角のお客さまの行為。
しかしこのまま放置して、他のお客さまが不安を感じられてしまうのもいけない。
そこで
「お客さま、携帯電話の使用はお控えいただけますでしょうか」📵
逆噴射してスピードを落としているから爆音に声がかき消され聞こえない・・・
いいえ、聞こえないふりで❝営業活動❞
「お客さま、携帯電話の使用はいましばらくご辛抱ください」💢
「おーきゃーくーさーまー、通話は、お・や・め、くださーい」😡
最後部のジャンプシートから何度もお声掛けして、どうにかやめていただきました💨
職業が問題なのではありません。
滑走中もオーバーランなど何が起こるかわからず、
もしもの際に脱出が遅れるなどの危険からをお守りするためです👷
こちらの保安業務も❝営業中❞です☝
あとでチーフにこのことを報告したら
「そりゃあ、ホストにとって営業できない時間帯があっては死活問題なんじゃないの」
いったいどの視点からの発言なのよ・・・💀
以上、LINEが広まる直前のエピソードでした👅
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