2017年9月23日土曜日

【振り返り】’18採用・第2ラウンド

新卒採用の第2ラウンドも後半戦に差し掛かっていますね。
内定式を控えるこの時期、焦りも生じるかと思いますが
大切なのは卒業までに納得のいく就職先を見つけること。

以下は厳しい部分もありますが、個性を大切にする教育のもと
挫折経験が少ないイマドキの学生にとって最大の壁かなと感じるので
あえて書きたいと思います。




結果が伴わない学生の様子を観察していると、共通点が見えてきます。
誤解を恐れずに表現すると、言い訳が多いように感じます。

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アルバイトが忙しく学力試験の勉強をする時間が取れない
新聞を読もうにも家ではとっていない
TV・ニュースをなんだかんだあって見逃してしまう
インターネット・ニュースでサクッと済ましている
新卒の採用人数が少なくなりやる気が起こらない
いまさら周囲の友人にエアライン就活の話はできない
英語を話すのが嫌だから外資系は無理
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・・・要はやりたくないことへの言い訳ばかり上手に並べるのです。
仕事ってやりたくないことを避けてはいけないもの。
機内でお客さまや先輩から逃げ回ることなんて絶対出来ません。



今の若年者は❝つくし世代”呼ばれており
みんなで尽くし合ってと頑張ることができるけれど、
空気を読むことが優先されるので、一人で行動することが著しく苦手。
就職活動において大切な自分と向き合うことに欠けているのではと懸念しています。


面接の質疑応答でもどこか他人事。絵空事。
全て無難に対応するけれど、なんだか人間味が感じられないのです。


もしかすると、仲間と励まし合い対策する中で
「他のメンバーが評価しづらいようなことを言ってはならない」という
お得意の空気を読む心理が働き、お互いに本音が言えないでいて
それでも『いいね!』となっているんじゃないかと心配になります。


もちろん面接での立ち居振る舞いを見てもらいアドバイスし合う練習は有効です。
ただし、学生の視点だけでは足りない所を補うプロの指導は必要ではないでしょうか。

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「本音で話せばよい」と先輩に聞くとそのまま受け取ったインターンシップ生が、
担当者に対してこのように言ったそう。
「オリンピック想定した大量採用後、私たちの採用はどうなるのでしょうか」

選考状況を確認のため「受験者のあなたも企業を選ぶ立場ですから」と言うと、
「WIN-WINになるような就活をしていくつもりです」
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どちらもそれはそうなのですが、その場で発言すべきことなのでしょうか。
これらのやり取りで採用担当者がなにかしらの印をつけても無理はないでしょう。
学生に悪気がないことは企業側も理解するでしょうけれど、
『自分を何様だと思っているのか』とお客さまに指摘されそうな言い回しをする学生を
採用するエアラインはどこにもないということを知っておいた方がよいでしょう。




まずは相手の立場に立つこと。
そのうえで本音の応答をしたい。

対して輪を乱すからと思っていることを言えないのは自分だけじゃないし、
自分の人となりを伝えることは決して怖いことではないのです。

内定した友人を含め、感じのよい人の考え方・話し方を研究してみましょう。
想いをひとつずつ、きちんと伝わる言葉に換えていくのです。
そうしてオリジナリティーあふれる会話ができるように準備し、
第3ラウンドを迎えたいですね。

ご自身で難しいようなら、第三者に内省のサポートをしてくださる方を見つけましょう。
その際に言い訳してきたことを指摘され、腹立ちまぎれに
「じゃあ、どうすればいいんですか」と逆切れ気味に質問するのではいけません。

嫌なこと、苦手なことをスルーしてしまわないで。
なぜそう言われているのか、なぜ自分はそう思ったのか、
❝立ち止まって考える❞と先に光が見えてきます。


Breakthrough

自分が自分であるために、あなたが殻を破りましょう⛏



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