「まだまだAI技術が一般化していないし」
そのように思っていたら時代は進んでいたなんてことのないよう
対策の必要性について考えていきましょう。
Skype面接であれば人(面接官)と対面することに変わりはなく
周辺環境を整えることに注力すればよいでしょう。
今回はAI面接を取り上げます。
指定されたアプリを起動させ、スマートフォンを固定して
画面に顔が映るように準備します。
===== スタート =====
「学生生活で力を注いだことはありますか?」
「はい、か、いいえでお答えください」
とAI面接官の質問から始まります。
例えば観光ボランティアガイドの経験がある学生が
訪日外国人に楽しんでもらうことを目的とした活動をテーマに
有名観光地の案内の経験を話したとします。
この説明に対してAI面接官は
「活動してきたこと結果、得られたことはどのようなことですか?」
次の質問続けます。
「相手を思いやることと準備力の大切さです」
「最初は英語が出来ず・・・」
AI面接官は続けます。
「課題解決や目標達成など何かをやりきった経験はありますか?」
「はい、か、いいえでお答えください」
「はい」「自分の英語力を高めました」
と答えると
「具体的に教えてください」
「もう少し詳しくお話しください」
などと繰り返し質問がなされます。
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AI面接を経験してみるとよくわかるのですが、
画面に質問文が表示されたり無機質な声で質問されたり、
また相手がどれだけ共感してくれているのかが測りづらいため
答える難しさがあるでしょう。
先の「自分の英語力を高めました」という部分ですが
AIは答えが不十分と判断して何度も深堀りの質問をしているのです。
そっちじゃない
答える方向が違っているということです。
人間が相手であれば表情から意図を汲み取ろうとたり、
声の様子からどこをどのように話せば納得してもらえるかを
判断しながら進めることもできるでしょう。
ときには緊張しているあなたを察して水を向けてくれるかもしれません。
残念ながらAIにはそれが期待できません。
笑ったり誤魔化したりなんて通用しないのです。
そのような呟きレベルの言葉も拾われて文字化されますし、
無駄な間は「レスポンスが遅い」と頭の回転という項目に
レポートされてしまうことを肝に銘じましょう。
だからこそ過去の出来事をよく振り返って
そもそも何のためにその質問をされているのかを
理解していなければならないし、「〜だと思います」や
「〜したいと考えています」など聞かれていないことを添えないように
十分に注意しなければなりません。
AI面接の場面に話を戻しますが、観光ボラティアにもかかわらず
来日した人たちに安心安全な観光を楽しんでいただくことを
最大の課題や目標としているという予測的観点からは
ズレが生じているのでしょう。
あなたがそのようなつもりがなかったとしても、
言い方ひとつで「訪日外国人を自分の英語の練習台にしている」と
認識されるかもしれません。
それはAI面接官も人間の面接官も同じではないでしょうか。
ボランティアはお手伝いさせていただくものであって
英語を主目的に場を提供してもらうものではありません。
レッスンでもよくありますが期待する回答になっていない場合
話の方向性を確認します。
そちらではなくって
こちらにフォーカス
その役割を頂いたのなら、あなたの人柄が見込まれたのでしょう。
アピールすべきは英語力より信頼され親しまれることではありませんか。
このような状況判断力というのは集団面接での他人の受け答えなどから
学習できるはずなのですが、AI面接は単独です。
あなた自身に経験の蓄積がされないといったことも懸念されますので
現状で訪問型面接の予定がある方は周囲のことも
よく観察なさってはいかがでしょうか。
(面接官のタイプ別を分析してもAI面接には通じませんが)
それからAIのエネルギーは無尽蔵です。
疲れ知らずなわけですよ。
あなたのエネルギー量が減って表情が曇ったりしたら見逃してはくれません。
あるアプリでは最大100問、約1時間。
的確に答えない人には重ねて質問があることを心得ましょう。
面接時間も入退室がある対面式よりも長丁場になりますから、
集中力も養っておかなければなりませんね。
エアラインの採用試験がどのようになるのか
もう少し待たなければわかりません。
このような時だからこそ、ただ待つだけではなく、
まずは他業種にもエントリーして機会を得てくださいませ。
地方在住のエアライン志望者にはチャンス!
Skywards
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