2020年2月24日月曜日

インバウンド・アウトバウンド

連休なのに気分は憂鬱ですよね。

天皇誕生日の祝日ですが専門家ら感染防止策を議論がなされていて
政府は明日25日にも方針公表へと報道されています。

2019ー2021 内外経済見通し


仕事柄このようなレポートに目を通していますが、
エアライン業界を案じる一般人の思うことを少し。 

インバウンドとは、近年、外国人が訪れる国内旅行のことを指しますが
原義は「外から中へ入る、内向きの」の意味の形容詞で
対義語はアウトバウンドですね。

行政の対策として「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」に従い
その年からビジット・ジャパン・キャンペーンを始め、
インバウンド消費は日本経済に大きな影響を与えるまでになりました。

2003年にSARSを経験している台湾や香港、
2012年にMERSを経験しているイギリスや中東各国などに比べ
国内感染者が確認されなかった日本では
新型コロナウイルス(以下COVIT-19)に対する危機感が違います。
中華圏の大型連休には日本への旅行者が何倍にも増えていて
春節前に「武漢肺炎(Wuhan coronavirus)」が顕在化していたにもかかわらず、
書き入れ時と経済を優先させ、楽観視したことは
後に検証してもらいたいところです。


現時点では国際線の航空機や船舶で本国に向かう
濃厚接触者の動向が気がかりです。

アメリカ国務省は131日には自国民の中国への渡航を禁止、
また、大統領令によりアメリカ入国前14日以内に
中国(香港とマカオの特別自治区を除く)への
滞在歴のある人間の入国を禁止しています。
他国も中国本土からの入国(本国人、永住者と家族、Crew以外※※)は
受け入れないと発表していたり、中国発のトランジット客も禁止としています。

※※入国拒否し、Long Haul(長距離路線)の直後にDH(デッドヘッド=非番)強制帰国させる国も

日本やタイなどが寄港を拒んだクルーズ船のウエステルダム号について、
船に残ったり下船後に首都プノンペンに滞在したりしていた乗客全員から
ウイルスは検出されなかったとの報を受け、それぞれ帰国の途に。
なかでもアメリカ大陸の方々はANAのカンボジア線、
22日着のNH818/UA8009コマーシャル便を利用し、
経由地である成田のラウンジでくつろいでいらっしゃったとのことです。
(その行動を批判しているのではありません)

commercial とは商業の、通商の、 工業用の、業務用の、営利的な、営利本位の、もうけ主義の意

出入国在留管理庁は16日にクルーズ船ウエステルダム号を
下船した外国人についても入国拒否、それは、
出入国管理法第5条第114号に基づく措置だったはず・・・

症例数の増加とともにCOVIT-19 の感染力は想像以上に強く
未発症者からも感染することがわかっているに、
コードシェア便だから致し方なしと日本政府の判断がなされたのでしょうか。
それとも拒否したところで感染国であることに変わりなく
企業として座席を埋めることを優先させているのだとしたら
経営判断としてどうなのでしょう。

(韓国のLCCが数百円で座席を販売していることからもお分かりの通り、
座席が空いているとそれだけ赤字が増えるビジネスモデル)

航空機と感染症
(過去の記事ですが参考まで)


この事例だけでなく直行便の運航停止にした世界各国のエアラインの数と便の数だけ、
いまだに発着をしているところに集まざるを得ないのです。

元スクール生である中東Crewも嘆いていました。
日本路線は中国本土の直行便が運休のため振り分けられた、
もしくは経由便しか選択肢がなかった中国人客でほぼ満席だということです。
中国便が運航していた時期は中国政府の要請もあってマスク着用だったそうですが、
いまでは全便マスクの着用はしていないそうです。

ではなぜクルーズ船の船員・乗員、
鉄道会社の社員へ感染が拡大しているのに
航空機の乗務員には
感染者が報告されていないのか


話しの内容は不平不満ではありません。

現役また元Crewはイベントリスクがある業界に身を置いているので
CrewCOVIT-19の抗体ができているのか、普段から免疫力を高めているからか、
機内のHEPAフィルターの効果か・・・
数年前に麻疹や風疹が流行したけれどもなにが違うのか、
と疑問を持ち寄っているのでした。 

こういうときだからこそ事態の収束をただ待つのではなく、
この経験からそれぞれの立場で学ぶところはないのかと考えています。
トレーニングなどで欧米の教育は触れると危険を察知する能力を蓄えることが
いかに大切かを思い知らされるからです。





東日本大震災による原発事故問題しかり、
日本は国としての危機感が薄いと世界的にも評価が下がっています。

オリンピック・パラリンピックにIR(統合型リゾート)誘致など
インバウンド需要をさらに拡大しようということであれば
知見を得ることができないのかと悶々とした日々です。

専門家の予防医学や公衆衛生に携わる皆さまの調査研究に期待して
自分自身の免疫力と抵抗力を高める食材を使ったレシピを検索するとしましょう。



Skywards


1 件のコメント:

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