BさんはANAの制服がとっても似合うスレンダー(165cm)な方。
アメリカ留学の経験があり非常に前向きで積極的、いまどきの学生にはあまり感じない❝パワー❞の持ち主です。
そんな彼女が日系エアラインに入社して様子が一変しました。
Skywards「ご自身の性格から外資系を志望されていましたね」
Bさん「はい、外資系を受験する前にANAの新卒に挑戦してご縁がありました。正直なところ(合格というより)練習する気持ちで面接に臨んだので自然体でいられたのではないかと思います」
S「入社してみていかがでしたか?」
B「面接や内定式の雰囲気と違って戸惑うことばかりでした。保安訓練の座学では毎回小テストがあり、週明けの月曜には一週間分のテストが待っていて土・日も自主学習の日々でした。テストの成績によっては教官からの厳しいお言葉と追試の嵐ですから。。クラス全体で考えるように指示があるので、ピリピリしたムードになります。自分自身も余裕がなくなっていたと思います。ショックだったのはサービス訓練で『あなたのサービスは外国人乗務員より日本を感じさせない』とのコメントをいただいたことです。自分のすべきことを考え直すきっかけになりました」
B「面接では奔放な発言が個性と評価されたようですが、ホスピタリティーについてはあいまいなままだったので、痛い点を指摘されました」
S「そういえば、帰国子女と間違えられたと言っていましたね(笑)もし外資系エアラインに入社していても、日本人としてどのような仕事が期待されているのか考えさせられたはずですよ」
S「ではOJTではどのようなことが印象に残っていますか?」
B「インストラクターから学ぶのですが、基本通りにしないことに疑問を持って先輩に質問すると『訓練所と実際のFTLは違います!』と一蹴されてしまいました。戸惑うより聞いた方が早いと思ったのですが、先輩方に合わせていくことで企業文化も育まれていくんだなと実感できました」
S「国内線は時間との戦いですからね。臨機応変の重要性を思い知ったわけですね(笑)デビュー間もない時期に訓練生がどんどんOJT FLTをする状況でしたが、それはどうでしたか?」
B「独特のルールや班以外の先輩の仕事の仕方も十分把握しきれないうちに後輩が入ってくるので、一緒に学ぼうという気持ちでいます」
S「来月からは既卒採用の方々が訓練開始です。年齢に関係なく先輩の立場ですから、自覚を持ってがんばってくださいね!」
近年の大量採用で訓練所は大賑わい。
訓練教官の友人も
『新卒入社には(新入社員研修が訓練で)大変なことはわかっているけれど、一刻も早くCAとして一人前になってもらわなくてはならない。そのためには厳しいことも言うし、緊迫した状況も作り出す。それが会社から与えられた役割だから』
と言っていました。
ANAらしさを体現できる人になって欲しいというのは、
採用担当者・担当教官・インストラクター共通の想いです。
Bさんはまだ1年目。
組織人としてどうあるべきかを考える日々ですが、
いつの日か彼女の個性も活かせるようになることでしょう。
組織人としてどうあるべきかを考える日々ですが、
いつの日か彼女の個性も活かせるようになることでしょう。
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