2019年12月31日火曜日

自分を信じる力

年の瀬になり一年を振り返る機会がありますよね。

既卒新卒問わず、今年は思うような結果が
出なかった方もいらっしゃったかと思います。

目標にもう一歩で手が届きそう、
手に届きそうで届かない・・・


このほんのわずかなの差を埋めるために
追い求めてもらいたいものが「自分」です。

まずは人と比べないことが一番大事になるしょう。
合格や内定という不確定要素はコントロールできない部分であり、
それだけにチャレンジしていると疲弊してしまいます。

では確定要素とは何かというと「自分の目標地点」をはっきり決めることです。

目標から逆算して、ひとつずつ自分の中の階段を昇っていくのがよいでしょう。
ときには階段をひとつ降りることもあります。
「そんな時もあるよね」と次に勢いをつけて一気に昇るために必要だと捉え、
周りの人の結果にも「次は自分」と勇気をもらうのです。

近年、日本だけでなく世界で大規模な自然災害が生じています。
安全上どうすることもできないこともありますが、
人々の希望を灯すためには公共輸送の確保が不可欠であることから
航空ネットワークを維持し続けることで速やかな復興に貢献しています。
本業が社会的使命を持っており、実際の協力にあたっては
各社部門や現場での積極的な対応、社員に一人ひとりの意思が
効果を何倍にもしています。


だからこそこれまでよりも
『逆境を受け入れ、克服する力=レジリエンス』
『不確かな状況でも結果のために行動ができる=見極める力』
選考の基準になっているように感じます。

現状から脱却するには、夢や希望をいだくだけでなく
冷静になっていただきたいのです。
なりたい自分を明確に思い描くことが必要で、
何が足りないか何を加えれば理想の自分に近づけるかを
考え抜くことに力を注いでください。


目標に向かって努力を続けるには「自分に期待すること」です。
誰もあなたのことはわかりません。
自己分析という言葉でくくるような範囲でなく、
あらゆることを考える自分であってこそ、
初めて自分を語ることができるようになります。

面接の場においては伝える能力が高い方が評価の対象になります。
しかし第三者の言葉がそこにあったとき、面接官は違和感しか感じません。
自分の考えがあってこそ、生きた言葉になるからです。

学力が高く真面目な学生は論理的思考に頼りがちで
耳触りの良い内容を極めるテクニックに走る傾向にあります。
そのような新卒者には感情面の揺れを少し加えるようにアドバイスすると
劇的に通過率が上がったりします。

転職をしたい社会人はいまの仕事に慣れがありがちで
今の会社における取り組みがおろそかになる傾向があります。
そのような既卒者にはいまある自分は過去の自分の選択の結果である
とアドバイスし肯定的に捉えてもらって再スタートします。
現職を否定的に話す人はエアラインに入社たとしても
不平不満を言いかねないので好まれません。
実際に憧れ入社した人は変なプライドだけ高くなって、
マニュアル通りにしか動けない新人人材心無い接客をする中堅人在
煮ても焼いても食えない大御所人罪になりますから。


「努力は裏切らない」が実現すればよいなとは思いますが、
個人も企業も努力の方向性が異なっていたら目標には到底辿り着けません。

仕事を通じて自己実現をしていきたいのなら
心を磨くこと
自分自身を好きになること

人生の目的があるひとはお顔も輝いて見え、
CAの職業に華を添えることができるでしょう。

令和二年にはエアラインにとって
なくてはならない人財となれますように。


皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。


Skywards


2019年12月27日金曜日

順位を落とす航空業界

先日、新聞紙面でも発表された就職ランキングについてみておきましょう。


「女性」も「文系」も、
航空業界がトップ10に入っていない
いつの時代もランク上位だったのに・・・

ラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピック開催など
世界的イベントの盛り上がりから旅行系やスポーツ関連が順位を上げています。
紙面では航空系は自然災害で交通機関の混乱したイメージが広がった可能性を
指摘していましたが、イベントのあとに大量採用はないだろうという
冷静な判断があったのかもしれません。
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株式会社学情(本社:大阪市北区・東京都中央区/代表取締役社長:中井清和)は、2021年卒学生対象「就職人気企業ランキング」を発表いたしました。2021年3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生6,574名から回答を得ております。2021年卒より経団連主導の就活ルールが廃止となり、政府主導へと枠組みが変化するなか、学生の企業研究・情報収集の動きはますます早期化傾向となっております。その実態を映すべく、昨年より3か月前倒しでの発表となります。
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上記にあるようにオリ・パラの交通輸送・宿泊施設の確保が
困難になることが予想されています。
航空業界も20卒とは日程が若干異なるかもしれません。

年末年始に改めて職種・業界・企業研究などすべきことをしておかないと
流れに乗り遅れてしまうかもしれません。

「航空業界の展望は?JALANAは厳しいの?」と思われた方。
飛行機は向かい風でないと飛び立てません。
令和の時代に業界がどのような姿を見せるのかは皆さんにかかっています。
時代的に追い風でなくても、各方面から業界が鍛えられるチャンスです。
強い翼(キャッチフレーズですね)で飛び立ちましょう。


Skywards



2019年12月26日木曜日

【内定者インタビュー】’20卒ANA・アドバイス編(教育実習)

【内定者インタビュー】’20卒ANA・プロセス編(教育実習)
【内定者インタビュー】’20卒ANA・採用選考編(教育実習)

今回はシリーズ最終回です。

Hさんから卒論の目途が立ったということで
改めて就職活動の振り返りをしていただきました。
彼女とのレッスンは面接での定型的な受け答えではなく、
質疑応答の方向性を決めていくものでした。
「他と同じでは面白くない」との意見の一致があって
そのような展開となりました。
スクール生を型にはめるような指導はしたくありませんので
全てはその人次第です。


≪私からのアドバイス≫

「義務と権利」を踏まえて臨むことが大切だと思いました。
教育を受ける権利は子どもに対して保障され、
子どもの学習権を保障したものと解されています。
この学習権を保障するために、国は教育制度を維持・整備義務を負い
教育基本法を定め、義務教育を中心とする教育制度が設けられています。

教育を受けさせる義務は保護者が負いますが、
職業教育や専門教育の義務まで負いません。

わたしも大学生活を通じてキャリア開発は自分自身が
悩みながら進めていくものだと実感しました。

入学当初より希望していた教育実習で現場に立ち、
職業選択という岐路を乗り越えられるよう生徒を支援するには
自分自身が経験するだとの想いに至りました。

大手エアラインは8月選考を実施しています。
海外の大学に在籍している(留学生含む)、もしくは教育実習により
6月選考に参加できない学生に‟権利”を与えてくれています。

選考では学部学科で学んだことの質問が圧倒的に多かったです。
学生の‟義務”であるところを徹底的に話せるようにしておかないと
いけないのではないかということです。
それはレッスンでは先生に繰り返し問われていたことでした。

『8月選考の権利を履行するなら、義務を果たす』

自分の考えが通用するかを確かめていたのでよかったです。

海外の大学に留学していた方もアルバイトやサービスについては
ほとんど聞かれなかったということです。
評価査定は同様であるとはいえ、面接官も6月選考とは
一味違う切り口で志望動機を聞きたいのが本音ではないでしょうか。
だったら臆することなく自分の考えを伝えればよいのだと思います。

わたしは不合格の理由を教育実習にしたくありませんでした。
いわゆるエアライン信者でなくスクール仲間で固まるタイプでもないので
とにかく自分と向き合いたかったのです。
個人指導ではありましたが最低限の情報は仕入れることができました。
先生と感性が合ったので不安を感じることもありませんでした。
(正確には不安を感じる余裕がなかったのですが)

スクールの課題は考えることだったので大変ではありましたが、
面接ではかえって楽に感じました。
現3年で同じような方がいらっしゃれば参考にしてもらえると嬉しいです。




8月選考を視野にいれていらっしゃる方は
流れやすべきことをイメージしておくとよいですね。



Skywards






2019年12月24日火曜日

【内定者インタビュー】'20卒ANA・採用選考編(教育実習)

採用選考編をまとめました。

Hさんは教職課程で学んでいらっしゃいました。
教育実習期間は自分のすべきことに集中していたので
レッスンもお休みしていました。
6月は友人が大手エアラインの内定通知に一喜一憂しているのを横目に
(ある程度距離を置き)数社一般企業を受けていて、
ほどよく緊張感を保てたようです。




【1次面接】 

・ 自己紹介を1分程度(立位)
・ 何故、教育職ではなくCAという職種を志望するのか
・ 困難に直面したとき、それをどう乗り越えたか
・ ESの内容に対して深掘りの質問
・ 就職活動の状況


【2次面接】

・自己紹介
・その他、自己紹介から派生した質問とその深掘り(サークル活動など)
・教育実習の内容と行動について
・学部を選んだ理由と学習歴、また社会への活かし方
・ESのエピソードからの深掘り
・語学力について
・最後に言いたいこと(自由)
・就職活動の状況


【最終面接】

・自己紹介
・就職活動の状況について
・志望動機とANAについての深掘り
・学生時代に学んだことをどのように活かすか
・留学期間に気づいたこと(日本・留学先)
・最後に一言


≪志望動機≫
子どもは繊細で発想が素敵で教育という手段が私を成長させてくれました。教育実習では人間を相対的に見る目が養われ、自分以外の世界との距離感が取れるようになりました。仕事を単純作業にし日々をやり過ごすのではなく、何年経っても共に成長する戦友のように感じていきたいと考え、「一期一会」真剣勝負の場であるエアラインにおけるサービス接遇の道を究めたいと思い志望しました。
※面接用は別途準備

≪決め手≫
一般職ではできないこと、若いうちにできる限りの経験したい。あとになって教育機関にキャリア転換を考えており、ANAのキャリアパス(速い展開)が魅力。

次回は【内々定者インタビュー】’20’卒ANA・アドバイス編(教育実習)です。
💙



Skywards


【内定者インタビュー】’20卒ANA・プロセス編(教育実習)

ようやくまとめられましたので
教育実習生編を展開していきたいと思います💙

Hさんには文面でインタビューしました。

☑ プロセス編
☑ 採用選考編
☑ アドバイス編


「教育実習生」および「海外留学生」の内、希望者を対象に
7月選考が実施されています。応募以降が異なりますので教えてもらいました。
就職活動全般のプロセスから。
⇩ ⇩ ⇩

【大学3年生】
 10月    スクールで自己分析・企業研究、課外講座でSPI対策をスタート
11月  一般企業も視野にいれていたため1Dayインターンシップに参加
12月  エアライン業界のES作成(過年度分)で練習
  1月  面接対策
  2月  一般企業の説明会・早期選考に参加
  3月  教育業界の選考スタート、エアラインES作成と提出
【大学4年生】
  4月  一般企業の内定、教育実習の準備
  5月  エアラインES通過(この時点で3社)の後、適性検査
  6月前半教育実習
  6月後半 面接対策
  7月  7月選考開始
  8月  内々定


<就活全般を振り返って>
Skywards(以下、S)「大変だったこと、こうすればよかった、失敗談はありますか?」

H
さん(以下、H)
「TOEICの点数です」

S「どのようなことを反省していますか?」

H
「教育実習のことがあったので12月までに800点は越えておかないといけませんでした」

S「エアラインより英会話講師など教育系では800~900点が必要ですからね」

H「はい、かなり有利だと思います。」

S「いつからエアラインを目指したのかを教えてください」

H「大学2年生のときです。現役の教員がTwitter上で労働環境や部活の実態を発信していて、衝撃を受けました。教職ではなく民間企業への就職を決めました」

S「エアラインもブラック気味のグレーな部分があるけど、福利厚生の面では充実しているものね。特にANAは」

H「教育系のインターンから早期選考の案内があったので、そのあたりをじっくり比較することができました。ただ面接を早く受けたいと希望していたとはいえ情報が少なく焦りましたが、この経験が自信につながりました。おかげでESをスムーズに仕上げることができ、4月は一般企業の面接が重なり本当に忙しかったですが乗り越えられました」

S「就職活動をもう一度やり直せるとしたら、いつからどのようにしますか?」

H「やはりTOEICの対策です。実際に3年生の前期から本格的にスコア向上に努めましたが、もっと早くから取り組めばよかったと思いました。」


Hさんは教育実習の前に一般企業の内々定を得ておこうと
かなり精力的に動いていらっしゃいました。
2月から4月までは緊張の連続だったそうですが、
教育実習のことを理解してくださる企業の方に
感謝の気持ちで取り組んだとのことです。

エアライン業界の6月選考が一斉スタートして面接のことが耳に入っても
心を乱すことがなかったのは、2年生の時に覚悟したからでしょうね。

なぜ彼女が選ばれたのか、次回の面接の様子で確認してみましょう。

【内々定者インタビュー】’20’卒ANA・採用選考編(教育実習)に続きます。



Skywards