2018年7月12日木曜日

CAはお天気マニア

西日本での豪雨、東日本も大気の状態が不安定になっていて、
場所によっては大雨洪水警報が出ているところがありますね。

みなさま、局地的な豪雨も予測されていますので
それぞれの地域でお気をつけくださいませ。



CAは週間天気予報や雪・台風情報には敏感です👓
なぜならスケジュールが大幅に変更になる可能性が高いから。。
イレギュラーが生じるとどうなるかと言いますと、
個人的な予定も全て台無しに😥

台風の影響で欠航(Cancel)ともなれば自宅待機(Stand-By)になることもありますし、
予定と違う便に乗務するよう指示されることもあります💧

日帰りのはずが2、3日泊へのスケジュールになったりすると
電話を受けて大慌てで荷物をまとめたりします💨


搭乗予定の便が天候調査中や、条件付きの運行になったことがある方は
おわりかと思いますが。
たとえ運航しても悪天候により目的地の空港に着陸できず(Divert)
別の空港に着陸したり(Alternates)、出発空港に引き返す(Return)こともあります。
天候不良が運航に対して決定的な影響を及ぼすと判断されると出発時刻を
遅延設定(Delay Set)し回復を待つか、最悪のケースとして欠航になります。



海外滞在時に日本に台風上陸するような場合には帰国便の変更が発生します。
このような手紙が各自の部屋に入れられることが一般的。

扉の下にいつの間にか差し込まれる恐怖のレター




THPN No.4(台風4号)による強風の影響で1時間遅延。

STD(出発予定時刻)
STA(到着予定時刻)
※Z=現在の協定世界時(UTC)のことをゼブラタイムと呼ぶ

それに伴いWake Up(起床)Pick Up(出発) Timeが変更になっていますね。








帰国できるので一安心ではありますが、こんな時にお部屋でゆっくり、とはいきません。
まずインターネットなどで可能な限り気象情報の収集をしてから
揺れについて心構えをし、の便のサービス内容と展開を想像しながら準備を進めます。


Cockpit Briefingでは航路上の上昇気流や乱気流に関する情報を得るのですが、
経験を重ねるうちに、カタカタ振動し始めるとすぐに収まる小さな揺れなのか、
サービス中断を余儀なくされるような大きな揺れなのか、わかるようになります。

(もちろん過信は禁物ですから、細心の注意を払います)

そういったものを経験するうちに、自分で天気図が読めたらいいな~と思ったことも。
算数や数学というものを忘れてしまって、挑戦する資格すらありませんでしたが。。

空つながりでお天気にのめり込む人も☀☁☂☃
気象予報士に転職する先輩や同期もいましたよ😮
存知の通り気象予報士試験は合格率4%台と超・難関!
「初期訓練や定期救難訓練など試験慣れしてるから、大丈夫だったよー」と
謙遜するところがまた素敵😍


個人的には機窓を眺めている余裕があるお天気が好きです。
『雲の話』や『Crewの転職』についてはまた今度⛈



Skywards En-route





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