2017年6月19日月曜日

【Q&A】落ちた理由がわかりません・・・

大手二社の試験が終盤戦にさしかかり、
1次・2次の通過が叶わなかった学生からはこのような声が聞かれます。

「面接官に褒めてもらったのに、
なぜ落とされたのか理由がわかりません」

「相手にもされていなかった学生が
通過したのは不思議です」


面接において採用側はにこやかで、終始穏やかな雰囲気。
『ガクチカ』質問の回答に対しても、大きくうなずいて「とても前向きだね」
「それはがんばったのですね」と受け止めてくれたらしい。

学生が釈然としないのもよく分かる。

実は、学生面接においては過度な圧迫面接をしないように
文科省からお達しが出たこともあり、昔に比べ配慮する会社が増えたのです。
和やかな面接は❝褒め殺し面接❞へと変化している状況です。


B to Cのエアラインは、学生やその家族はすべてお客さまになるわけだから、
たとえ落とすにしてもよい印象で縁を切りたいという心理が働くのです。

落した理由なんて、聞いても教えてくれません。

公正なセレクションではなく、
「欲しい人を採る行為」

※参考「エアライン就活の現実」



そもそも面接とは何のためにあるのか、この原点を考えてみてはどうでしょう。

その目的は正社員(これから定年まで40年近く働く人)を採用することにある。
数億円支払うとすると、戦力にならない人を採用するだけで損失になりかねない。

戦力にならないというのはエアラインのカラーに合うかどうか
主観によるものだったりするので、
決してあなたが役に立たないということではないのです。


雲の中であれこれ考えるより、前に進みましょう。


雲の上はいつも快晴ですよ☺

Skywards

2017年6月16日金曜日

【Q&A】英語ができると有利ですか? 国内編

「英語ができると就職に有利かどうか」
という趣旨の質問を語学系の単科大学学生から受けます。


「語学力はないよりあったほうがいいけれど、
採用の決め手にはなりませんよ」

当たり前のことを伝えるのですが、❝安心材料❞が欲しい学生には
納得のいかない様子。
語学を専門的に学んでいる自負もあるのでしょう。



逆に聞きたい。

「ではこの大学のCA志望者が全員、内定を得られますか?」と。

実際に国内大手に採用される人の大半はTOEIC600~730に分布していますが、
留学経験だけでなく、海外旅行に行ったことすらない。

いわゆる語学大学の学生がESに書き、
面接で話す❝鉄板❞の内容がない人も多いのです。


例えば、数年前にJALに内定した元スクール生のXさんの場合は
練りに練って面接に臨んでもらいました。

TOIEC850点のNHKラジオ英会話だけで身につけた方であったので、

「中学1年生から大学3年生までの9年間、一日も休まず聞いた」
「放送時間に聞けなくても、ストリーミングを活用して勉強した」

点数でない部分を述べる訳です。

これを採用担当者が『個性的』だと感じ、興味をもって質問を重ねます。
なぜなら、一つのことを粘り強くやり遂げる❝意思がある❞ことこそ
価値があると知っているから。
継続力や忍耐力を高く評価され、結果、採用したい人物という判断が下るのです。


英語ができても仕事ができない人は存在します。
海外にばかり憧れて、地道な努力ができない人などは
入社してから役に立たない人になる危険性をはらんでいるということ。

「TOIEC900なのに落ちた・・・」
「英会話面接は余裕だったのに」

大学受験のように何点取れば合格、といった感覚で就職活動をしている人は
きちんと振り返らないと、後で付けが回ってくるような気がしてなりません。

何をどのように学んだのか、
バックグラウンドにある人間性が見えなければ、
最終面接で残念な結果になっても
不思議ではないのです


我が社でCA職をやっていけるか、しっかり会社を支える人物になってくれるか、
社内の人間と上手くやっていけるか、を見ているのです。
優秀な社員にはあとから身につけてもらうという手段もありますしね。

手っ取り早く英語だけ身につけてもうまくはいきませんよ。



Skywards


2017年6月14日水曜日

【既卒】’17年度採用JAL

報道の通り9月からメルボルン線・コナ線の就航をします。
その補充が採用数だと考えると、75名程度は妥当な数字でしょう。

同じ数字でも大切なことは時間のマネジメント。
既卒の場合は志望者への配慮から採用スケジュールが公開されています。

<エントリーシート>
  期限 7月15日(土)  当日消印有効
<一次選考>
東京   8月18日(金)~8月20日(日)
大阪8月19日(土)~8月20日(日)
札幌8月20日(日)
   名古屋8月18日(金)~8月19日(土)
福岡8月18日(金)~8月19日(土)
<二次選考>
 東京     8月25日(金)~8月27日(日)
<三次選考>
   東京    9月1日(金)~9月3日(日)、9月8日(金)~9月10日(日)


いうまでもなく時間は有限で、過ぎ去った過去は取り戻せない。
「忙しいから」「時間がないから」と言って物事を先送りしていると、
大きなツケが回ってくることは誰もが実感するところ。

時間のマネジメントのポイントは段取り八分・仕事二分
  • 時間の優先順位づけ(業務・自己分析・企業研究など)
  • 時間の見積もり(業務・ES作成など)
  • 時間の配分(業務・面接地への移動などの準備)

社会人にもなるとたくさんある業務内容を並べ立てるだけでは
何も進まないから、優先順位をつけ、
次に仕事を完成させる時間の見積もりをして
計画的に進めたいですね。

仕事ばかりではアイディアも生まれないので、
ワークライフバランスを含めた時間配分をすれば、
ストレスの開放もできるでしょう。

いずれにしても時間は拡大できないので、いかに時間を濃く過ごすか。
準備性を高めておかないと、結果、時間に追われることになってしまいます。

あれこれあってもパニックになることなく
❝マルチタスク❞がこなせる人物であれば、
企業人として魅力的に映るはず👌




『チャンスの神様には前髪しかない』👼


環境の変化のスピードより速い速度で考え、
行動しないとチャンスは掴めませんよ。


Skywardsでは既卒採用を目指すスクール生を若干名募集します、
お早めにお問い合わせくださいね☆




2017年6月4日日曜日

ここがヘンだよ、志望動機

面接で聞かれる『志望動機』
再考の余地ありですよ~💭

なぜならANAでは二次試験、JALでは最終面接が合否分け目の決戦👊
この段階での『どのように働いていきたいか』を語れるようにしておかないと、
内定の獲得は難しくなります。

昨年の新卒で失敗した人は思い当たるかもしれません。


対策をしようと過去に受験した先輩にいろいろ聞く中で出るキーワード。

ANAはチーム
JALはフィロソフィー


だけど、そのまま鵜呑みにしてよいのでしょうか。




優良企業といえばCSR。
twitterでそれらの記事に多くのフォロワーさんが「いいね」するけれど、
社員のボランティア活動などの貢献は企業の社会的責任を果たそうとしていても、
それは本業ではない。
民間企業はステークホルダーとの関係を意識し、
本業で利益を上げ税金を納めることも、立派な社会貢献。
にもかかわらず、「御社のCSR活動に感銘し、志望しております」っていうのは
面接官にとってはズレているという評価しかしようがない。


エアライン志望者の中には❝恋は盲目❞状態の学生もいて、
「御社のCAに憧れているから」と消費者目線で語りがち。
マニアは求めておらず、提供者になるには別の資質が必要になるため
高評価にならないのに。。

企業理念は浸透すればするほど、現場でその言葉自体は使われないものです。
そもそも企業って生き物のように新陳代謝をしています。
新卒採用をする理由もここにあります。




「お客さまを幸せにしたい」
「笑顔の花を咲かせたい」のような
ふわふわした抽象的なものは
企業人としての覚悟が足りないと判断されてしまいます。

もっと具体的に、
自分の言葉でやりたいことを話しませんか?