2017年4月1日土曜日

営業職はお嫌ですか?

「営業?ワタシには向いていないと思いますっ😤」


エアライン志望の新卒学生に応募する企業の幅を広げるように言うと、
あまりの拒絶反応にひるんでしまいそうになる今日この頃。


なぜそんなに営業が嫌なのか。。



どうやらこの全力での拒絶は、大手2社がエアラインスクールを開設し、
ここ3~4年の間に全国の大学との連携を強化していることに理由があるようです。
  • エアラインとしては将来のCA候補となる優秀な人材を自社に惹きつけ、            他社に先駆け確保につなげる。
  • 大学側としてはオープンキャンパスから宣伝し、講座修了で単位を与え、               学内で就職支援を完結させる。エアライン就職ランキングで上位に位置し、          受験生の確保につなげる。
「講座を受講すればインターンシップに参加できるし、ほとんどが内定すると聞いた」
との声もありますが、HPを見てみると学内講座を展開している大学は20校前後、
受講者が20名としたら・・・
果たして全員が希望職種に内定しているかといというと、はなはだ疑問。
CA⇒GS、LCCやホテルなどグループ会社や関連企業を含めれば、
全員内定❞というキャッチーな数字になるのかもしれませんね。

消費者としてCAを疑似体験できるテーマパークに行くのではなく、
内定に必要な対策を受けるのであればよいのでしょうけれど、
親や周囲に期待される進路が限定されてしまうのであれば本末転倒な気がしてなりません。


接客する仕事も広い意味では営業
と言ってよいと思っています。


数年前の某社面接での出来事。面接官が身を乗り出して聞いたのは、
『学生がある物品を、自分で場所をリサーチして販売』する話。
文字どおり足が棒になって、駅の階段が上れない。
特に土砂降りの雨や暑い夏は大変だった。


既卒の場合は現職がどのような職種であっても魅力的な人は
『自分なりの方法で、自分にしかできないサービスを追求している』ことを話せる人。
お客さまをいかに大切にしているのか。
認めてもらうことで対価を受け取っているとの認識。






このようなことに共感してもらえ、充分な時間をかけて話をさせてもらえたとのこと。
お客さまと接する職種は、すべて「営業的な意識」を持つ必要があるとわかる事例です。


エアライン一本に絞り過ぎると、自分の可能性に気づけないかもしれないし、
新卒であればなお、社会に存在する仕事について知って欲しいと思うのです。
将来、その経験がCAで生かされるはず。

なぜならCAは企業の最前線に立っているから。

✈ 観光のご年配の方には「孫」のように、
✈ 若い方には「姉や妹」「友達」のように、
✈ ビジネスパーソンには「秘書」のように、
✈ 赤ちゃんのいるお母さんには「保育士」のように接することも求められるからです。

プロとなれば、ほどよい距離を保ちつつ、居心地のよい、親しみやすい雰囲気を
作り出すことで営業活動をしているのです。


営業は決して人に無理やり何かを売り込むことではありません。
自社のサービスを知ってもらうために紹介していく仕事です。
相手のニーズを聴く。人と話をする仕事なのです。


人との出会いが醍醐味に感じる方はぜひ視野を広げてみてくださいね。
よい仕事、企業に出会われますよう祈ります🙏 祈ります🙏

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