2017年4月26日水曜日

おもてなしデザイン力

2018採用でもさまざまな試験が実施されていますが、
とくに気になったのがおもてなしを審査する試験。


星野リゾートではインターンシップ採用選考から、
新卒本採用試験でも自撮りWEB試験を導入とのこと。

❝星野リゾート = マニュアルがない❞

そのため、
審査対象は『おもてなしデザイン力』なのだとか。


Hire Vueでの出題は、例えば、お客さまをお迎えする場面。
  • 部屋への案内
  • 夕食の予定
  • 19時希望だがすでに満席
これらの状況に対してどのように対応するかというものらしい。



なんとも、ワクワクする試験 👀


地方の有能な人材を獲得するために、企業の採用面接、社内定期面接、大学入試面接など
面接シーンにおいて動画によるWEBの利用が拡大することが予想されますね。


シンガポール航空では、まず傘下のスクートでHireVueを取り入れ、
昨年より実質的には1次選考となっています。

これまでは一日ですべてが決まる採用方法だったことを考えると、
難易度が上がったと言えるでしょう。



エアライン業界でも潮流になるかもしれませんね。

WEB試験にも対応できるSkywardsで準備しませんか。






2017年4月12日水曜日

それってどうなの?  説明会編

説明会に参加したスクール生から報告が入っています。
ちょこっと共有。


予約開始直後から満席の表示。
何度も何度もアクセスして予約完了。

なのにどうして、
キビキビ動けないの~~~💃



「奥から順におかけください」
「名札を胸元におつけください」
「こちらに○○を記入していただけますか」


すべて動きが遅い


「できれば5~6名のグループになっていただけますか」などと
ざっくり指示されたとき、オロオロしてみたり。。
立ったまま動かない人がいたり。。

担当者が働きかける前に余っている人がいないか周りを見渡して、
グループができるように声掛けができるといいですよね。


❝選考は説明会から、すでに始まっています!❞

企業の中には、あえてこのような動きをさせ、参加者の様子を観察。
評価しているところもあります。

例年、そんなところまで見られるのと
「コワイ」「ズルイ」なんて声が学生から聞こえますが、
いつまでお客さま気分でいるつもり?


中身が大事なのは言うまでもありませんが、ダラダラしていると、
自信がない、陰気な印象を与えてしまいます。

かと言って、CAっぽく振舞う必要はありません。
学生らしくハツラツとした姿にお目にかかりたい、一緒に働きたいと
担当者や現役CAは準備を整えているのです。



キビキビ動くだけで好印象です💖

2017年4月7日金曜日

それってどうなの? インナー編

理解しがたいこと。それは・・・




なぜ白いシャツにインナーが黒なのか?




「白は透けてみえるから、黒」
そのように勘違いしている人が多くいらっしゃる。。

「えっ!黒はダメなんですか💦」
就職活動中の学生や、新人社員研修中にアドバイスして
何度この言葉を聞いたことか。。🙉

「なぜブラウスやYシャツは、白が基本色だと思う?」
と尋ねると、清潔感が表現できることからビジネスフォーマルにふさわしいという共通概念はあるらしい。


⇩  (略) 会話


どうやら派手なアンダーウェアが安価でファッショナブル。
それが透けて見えないように黒を選択していることがわかりました。


そもそもアンダーウェアもインナーも、

❝人に見せるためのもの❞ではありません。
目立たない色を選ぶことが大切。

そろそろ白かベージュなどのアンダーウェアを揃えませんか?


参考 UA 【白TシャツはNG?】白シャツを着て、透ける色と透けにくい色は?


こんな若手社員の失敗談を読んだことがあります。
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お客様先で大汗をかきながらご迷惑をおかけしたことを謝罪をした後、
お許しくださった相手からジャケットを脱いで落ち着くように促された。

その背中には Go to hell と書いた文字のTシャツが張り付いて透けていた・・・


その社員はお気に入りミュージシャンのTシャツを着ていただけ。
それでも二度と取引はなかった。

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学生感覚・若者のファッション感覚で考えると、ずれが生じることもあります。
お若いお父さま・お母さま世代には違和感がなくて指摘してもらえないのかもしれません。

✔ 面接官の40代~50代が見たら、どう映るのかな?
✔ 客室乗務員含め、制服を着る職業の人はどうしてる?
✔ お客さまは、どの部分にさわやかさを感じるんだろう?


そんな風に大人の感覚を養っていくことも大切。
名実ともに社会人になるにはいろいろ気づきが必要ですね。

2017年4月1日土曜日

営業職はお嫌ですか?

「営業?ワタシには向いていないと思いますっ😤」


エアライン志望の新卒学生に応募する企業の幅を広げるように言うと、
あまりの拒絶反応にひるんでしまいそうになる今日この頃。


なぜそんなに営業が嫌なのか。。



どうやらこの全力での拒絶は、大手2社がエアラインスクールを開設し、
ここ3~4年の間に全国の大学との連携を強化していることに理由があるようです。
  • エアラインとしては将来のCA候補となる優秀な人材を自社に惹きつけ、            他社に先駆け確保につなげる。
  • 大学側としてはオープンキャンパスから宣伝し、講座修了で単位を与え、               学内で就職支援を完結させる。エアライン就職ランキングで上位に位置し、          受験生の確保につなげる。
「講座を受講すればインターンシップに参加できるし、ほとんどが内定すると聞いた」
との声もありますが、HPを見てみると学内講座を展開している大学は20校前後、
受講者が20名としたら・・・
果たして全員が希望職種に内定しているかといというと、はなはだ疑問。
CA⇒GS、LCCやホテルなどグループ会社や関連企業を含めれば、
全員内定❞というキャッチーな数字になるのかもしれませんね。

消費者としてCAを疑似体験できるテーマパークに行くのではなく、
内定に必要な対策を受けるのであればよいのでしょうけれど、
親や周囲に期待される進路が限定されてしまうのであれば本末転倒な気がしてなりません。


接客する仕事も広い意味では営業
と言ってよいと思っています。


数年前の某社面接での出来事。面接官が身を乗り出して聞いたのは、
『学生がある物品を、自分で場所をリサーチして販売』する話。
文字どおり足が棒になって、駅の階段が上れない。
特に土砂降りの雨や暑い夏は大変だった。


既卒の場合は現職がどのような職種であっても魅力的な人は
『自分なりの方法で、自分にしかできないサービスを追求している』ことを話せる人。
お客さまをいかに大切にしているのか。
認めてもらうことで対価を受け取っているとの認識。






このようなことに共感してもらえ、充分な時間をかけて話をさせてもらえたとのこと。
お客さまと接する職種は、すべて「営業的な意識」を持つ必要があるとわかる事例です。


エアライン一本に絞り過ぎると、自分の可能性に気づけないかもしれないし、
新卒であればなお、社会に存在する仕事について知って欲しいと思うのです。
将来、その経験がCAで生かされるはず。

なぜならCAは企業の最前線に立っているから。

✈ 観光のご年配の方には「孫」のように、
✈ 若い方には「姉や妹」「友達」のように、
✈ ビジネスパーソンには「秘書」のように、
✈ 赤ちゃんのいるお母さんには「保育士」のように接することも求められるからです。

プロとなれば、ほどよい距離を保ちつつ、居心地のよい、親しみやすい雰囲気を
作り出すことで営業活動をしているのです。


営業は決して人に無理やり何かを売り込むことではありません。
自社のサービスを知ってもらうために紹介していく仕事です。
相手のニーズを聴く。人と話をする仕事なのです。


人との出会いが醍醐味に感じる方はぜひ視野を広げてみてくださいね。
よい仕事、企業に出会われますよう祈ります🙏 祈ります🙏