2018年12月27日木曜日

CAの飲酒問題

日本航空におけるCA(客室乗務員)による乗務中の飲酒は
6月にも問題化しており、当該の外国人は処分されています。

https://www.j-cast.com/2018/06/06330675.html


今回の飲酒が指摘・認定されたCAはこの前後で問題行為を起こしているのです。

https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1160107.html

入社23年。破綻も知っている・・・
同時期に在籍した人間からすると、本当に悔しい限りです。




副操縦士の件もあり、お客さまの目は厳しく業界が信頼回復に努めています。
社内規定が厳しくなる中でもこのようなことをするのは、
やはりアルコール依存症が疑われますし、
万引きがやめられないクレプトマニア(窃盗癖・窃盗症)のような
衝動のコントロール障がいがあるのかもしれません。

実際に、外資系でも日系他社でもクレプトマニアだと噂になっているCrewや
手荷物から機内の備品を持ち出しているCrewを見掛けたことがあります。
ギャンブル依存症、買い物依存症、性依存症。
どのエアラインもそうですが、毎日一緒に乗務しているわけではないので、
一見すると気がつかないことも多いです。
が、しかし、そういう人たちは身体的・精神的問題を抱えていたのだろうと思います。


人は底知れないさびしさや満たされない感情を埋めようとして
モノや人で「安心」を得ようとしてしまう。
それでも本当の安心は得られず、寂しさを埋め続けようと
エスカレートしていくのが依存です。


分母が大きい大企業ともなると一定数、
心身の不調を理由に休職している方もいらっしゃいます。
またその方たちのサポートをする側の役職者も、
苦しい立場であることを知っています。


不規則深夜勤務、時差、家には不在で出張続きの日々・・・
体内時計がおかしくなり生理が止まってしまうなどの不調に悩まされることも、
感情労働ですからときに心が折れることもあるでしょう。


人は底知れないさびしさや満たされない感情を埋めようとしてモノや人で
安心を得ようとするしてしまうんですよね、
それでも本当の安心は得られず、寂しさを埋め続けようと
エスカレートしていくのが依存です。




特殊な環境で働くには心身ともに健康でなければなりません。
お客さまを安全に目的地までお連れするという職務があるのだからこそ、
自ら離れる決断ができなかったのかと残念でなりません。




もし現役で悩んでいる方がいらっしゃったら、
利害関係のない第三者に語ってみたり
公的なカウンセリングを利用してみてはいかがでしょうか。
CA(Crew)という職種を卒業するのもまた一つの選択ですし、
その方にとっては新たな可能性だと思わずにはいられない出来事でした。


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